愛護センターや保健所から「保護犬」を譲り受ける

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犬と暮らしたいと思ったら、ペットショップやブリーダーから子犬を購入するのではなく、保護犬を迎えましょう。保護犬とは、同居人の都合で捨てられてしまった犬や迷子犬、これから殺処分されるかもしれない、行き場を失ってしまった犬たちです。

 

 

保護犬との出会いの場としてあげられるのが、各自治体の愛護センターや保健所、保護団体、個人の保護活動家です。

 

 

ここでは、各自治体の愛護センターや保健所について説明をします。自治体によって、「動物愛護センター」「動物指導センター」「動物管理センター」「保健所」など、名称は様々ですが、以下「愛護センター」と呼びます。

 

 

愛護センターは、動物愛護の普及啓発、野良犬の捕獲、飼えなくなったペットの引き取り、犬猫の収容・返還・譲渡などを行っています。自治体ごとに、犬の健康状態・年齢・人慣れしているかなどによって一定の収容期間を定めており、それを過ぎた犬は殺処分されてしまいます。なるべく殺処分を避けるために、愛護センターにて犬の譲渡を呼びかけています。

 

 

愛護センターからの譲渡をおすすめする大きな理由は、人間の勝手な都合で繁殖され、捨てられた犬の命を救うことができる点です。大変残念なことに、日本では2014年現在、年間2万頭もの犬が殺処分されています。それにも関わらず、新たな命が人間の手によって生み出されているのです。それに加担するのではなく、命を救うことに目を向けましょう。

 

 

ここでよく確認すべきことが1つあります。保護犬は元の同居人に捨てられ、既に不安でいっぱいです。同居人から離されたことによって起こるストレス行動(つきまとい、吠えなど)が出やすかったり、神経質気味だったりする犬もいますので、譲渡後は十分なケアが必要になります。

 

 

犬の性格・特徴・過去の経緯などをよく確認した上で、自分の家の環境・家族構成などを踏まえて受け入れることが可能かどうかを判断しなければなりません。この確認をせずに安易に譲渡を受けると、人間・犬のどちらにとっても不幸な結果になりますので気を付けましょう。

 

 

また、各愛護センターとしても、譲渡をする上で様々な条件を設けています。主なものとしては、世話をする人の年齢制限、不妊去勢手術をすること、家族全員の同意があることなどです。条件をクリアすれば、必要書類を提出し、譲渡前講習に参加、そして愛護センターの審査を受けるのが一般的な流れです。

 

 

譲渡方法については、各愛護センターによって異なりますのでお住いの愛護センターのサイトを確認してみてください。サイト上に掲載されている写真をみて、気になる犬がいたら問合せをする方法や、指定の面会可能な時間に直接訪問する方法などがあります。

 

 

最後に…犬は人間と同じように豊かな感情を持った動物です。

 

 

人間が、同じ仲間として犬を気遣い優しく接すれば、傷ついた不安な犬たちも、だんだんと心をひらいてくれるようになります。私たちの接し方次第なのです。

 

 

保護犬を迎えることに自信が持てないという方もいらっしゃるかもしれませんが、これらのことを胸に接していくことで、必ず、心を通わせることができる日がきますし、その時の喜びはひとしおです。是非、保護犬を迎えましょう。

 

 

尚、ペットショップやブリーダーから迎えることについては、下記の記事を参考に、考えてみてください。

 

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