迎える犬の相性、こうやって見極めよう

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最近、保健所や愛護センターなどに収容されて、愛護団体や個人が引き出してきた犬猫(保護犬猫)を、家族として迎える人が増えてきました。

 

 

ペットショップからでもブリーダーからでも、犬猫を「買う」ということは、命を売買するペットビジネスに加担することであり、「過剰」とされて殺される犬猫の生存のチャンスを奪うことでもあるのです。

 

 

ぜひとも、保護犬猫を引き取って欲しいと思っています。

 

 

中には、無料で純血種が手に入ると勘違いしている人がいますが、安易に迎える前に、検討すべきことがたくさんあるのです。

 

 

まずは、自分が犬猫と暮らす環境にあるかどうかを考えましょう。

 

 

犬について言えば、6時間を越える留守番はストレスをかけるので、留守にすることが多い人やフルタイムで働いている人はあきらめましょう。

 

 

とくに保護犬の場合、同居人と環境が何度も変わるので、とても不安が強いです。分離ストレス行動が出やすいので、そういう犬に長い留守番は厳しいです。

 

 

不安から吠えやすくなるので、住宅密集地でなく、郊外ののんびりした場所のほうがいいでしょう。都会育ちの犬か、田舎育ちの犬かも重要なポイントです。

 

 

これまでどういう地域で育ったかということは、収容されていた保健所の場所からある程度想像がつきます。都会で暮らす人が、田舎育ちの犬を迎えると、犬は環境に適応するのに多大な努力をしないといけなくなるのです。犬によっては適応できない場合もありますから、十分注意が必要です。

 

 

中大型犬はもちろんのこと、小型犬も、庭があって自由運動ができたほうがいいです。お庭も犬の大きさにあった広さが必要になるでしょう。

 

 

また、家族の人数が多かったり、子どもがいたりする家だと、お互いにストレスが溜まります。

 

 

噛みつきがある犬と暮らす場合は、それも含めて受け入れることができるかよく考えてみましょう。

 

 

同居人が高齢の場合、中大型犬は大変です。

 

 

性格についても、おっとりしているほうがいいのか、活発なほうがいいのか、自分の性格やライフスタイルに照らして、よく考えてみましょう。

 

 

先住犬がいる場合は、その犬との相性を最優先にします。

 

 

このように、犬と同居人のマッチングを、譲渡する側も、される側も、もっと意識する必要がありますが、なるべく早く新しい家を見つけてあげたいとの思いから、ミスマッチな譲渡がおこなわれてしまうということがしばしば起こっています。犬も同居人も幸せになれるように、もっときめ細かいサポートが必要ではないでしょうか。

 

 

これから犬を迎えようと思っている方は、犬についてよく勉強し、見た目や大きさ、犬種だけでなく、何度か会ってその犬自身の性格や特徴などを知ってから決断しましょう。

 

 

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