食べ物の中には、人間には害はなくても、犬には危険なものがいくつかあります。チョコレートやネギ類は有名ですが、その他にもあります。
比較的最近では、アボカドが危険と言う情報が広まっています。アボカドに含まれているペルシンという成分が、犬猫に害を与えるというのです。
たしかに、日本語で検索するとさまざまな情報が飛び交っていますが、英語で検索すると、ウサギや鳥、馬、反芻動物などには危険ですが、犬や猫には害はないと書いてあります。たとえば、ASPCAのホームページは、「犬や猫には深刻な病気の兆候は見られない」と明記しています。
こちらのサイトで詳しく説明されているので、興味がある方はお読みください。
https://www.avodermnatural.com/why-avocados
結論的には、犬にアボカドを食べさせても大丈夫ということです。
ですが、他の食材と同様、アレルギーがある場合はアレルギー反応を起こしますから注意が必要です。
また、アボカドは種を丸呑みしたら腸に詰まったりして危険なことがあるので、種には注意しましょう。落ち着いている犬なら、むやみに丸呑みはしませんが、不用意に転がしておくのはやめたほうがいいでしょう。
それから、どんな食べ物についても言えますが、そればかりを大量に食べるというのはよくありません。アボカドは脂質が多くカロリーが高いので、カロリーオーバーになりやすいし、消化不良をおこすこともあります。
危険と言われている食べ物・成分は、キシリトールのように、ほんの少しでも死に至るものもあれば、ありえないほどたくさん食べなければ死なないもの、実は危険ではないものなどさまざまです。
先ほどのASPCAのサイトでは、ブドウやレーズンの有害物質は特定されていないが、腎不全を引き起こす恐れがあるのではっきりするまでは与えないようにというようなことが書いてあります。さらに、ミルクや生肉、生卵、ナッツなども避けるようにと言います。
これらは、たくさん食べたら影響が出ますが、ほんの少し食べたぐらいで死ぬようなものではありません。
これらのものを、あえて食べさせることはありませんが、落としたりテーブルの上などに置いておいたりしたものを、うっかり犬が食べたとしても、重篤な中毒症状を起こすことはまずないでしょう。ちょっと下痢するなどということはあるかもしれませんが。
犬は食べ物を丸呑みするので、消化されないまま排泄されます。そういうものをたくさん食べさせるのは、当然よくありません。
常識的に考えてみるといいと思います。
食べ物については、毒になるかもしれないという情報が次々に出てきますが、だれがそう言っているのか、どの程度信憑性があるか、どのぐらいの分量を食べたときにどうなるのか、というところに注意してみましょう。
危険かもしれないからと普通の食材をあきらめるのではなく、安全なものを、犬の様子を見ながらあげると、犬はとても喜びます。
犬は一般的に言われているような味オンチではなく、ちゃんと味覚も好みもあり、おいしい物が好きなので、ぜひおいしい物を食べさせてあげましょう。
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