犬が散歩から帰りたがらなくて困ってる…その理由と対処法

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家に帰るのを嫌がり、散歩に1時間以上かかっている…そんなお悩みを聞くことがあります。

 

 

ここでは、どんな風に散歩を切り上げればいいか、長すぎる散歩の弊害、また、適切な散歩時間などについてふれていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

ストレス度が高いと散歩が長くなる

天気がよくない日や風が強い日は、散歩もそれほど楽しくないので、もし行ったとしても犬たちは自分で早めに切り上げるでしょう。逆に、よく晴れて気持ちがいい日には、あちこち寄り道したり、日なたぼっこしたりしながら、ゆっくり歩きます。

 

 

こんな風にばらつきがあるのは当然ですので、その日の状態に合わせて、散歩に付き合ってあげましょう。

 

 

ストレス度が高いときは、雨や風、低気圧など気候の影響で、イライラしたり、興奮したりしやすくなります。犬自身もまだ自分で行く行かないの判断ができないので、散歩に行って興奮状態になって、やたら長く歩きたがることがあります。

 

 

その結果、ますます興奮し、帰宅後もそれが続き、ストレスがさらにかかるという悪循環に陥りやすくなるのです。

 

 

ある程度興奮度が下がってきてからも、散歩が長すぎると、だんだん犬はイライラしてきます。なので、犬が自分で散歩時間を調整できないときにも、長くても1時間以内で収まるようにしたほうが、ストレスマネジメントには効果的です。

 

 

よく、散歩から帰りたがらない犬はワガママといわれてしまうこともありますが、犬のストレス度が高いために、自分で調整したり判断したりできなくなっているだけなのです。

 

 

そろそろ帰らない?と提案してみよう

だからといって、何度も帰ろう帰ろうと声をかけたり、無理矢理リードを引っ張って連れて帰ったりはしないようにしましょう。

 

 

では、どのようにするかというと、散歩を早めに切り上げるように、犬に「そろそろ帰ろうか?」と提案してみるのです。

 

 

「今日はイライラモードだな」と思ったら、いつもの半分くらいのところで、交渉を開始するといいですよ。少し早めだと、「そうだね」と言ってもらえる可能性も上がります。

 

 

犬が「まだ歩く!」と強く主張する場合は、譲歩して付き合い、少ししてから交渉してみましょう。

 

 

ボディランゲージを使って「帰ろうか?」と誘ってみよう

わたしは、たとえば犬がひとしきり草のにおいを嗅ぎおえ歩き出すときに、目線と体の向きを家に向かう方向に向けて、「帰らない?」と聞いています。誘うように一歩踏み出すとつられてついてきてくれます。

 

 

この方法で、ほとんど聞いてもらえるので、タイミングやボディランゲージが関係しているのでしょう。

 

 

これ以上歩くと興奮するから、どうしても帰った方がいいなというときには、リードをたぐって犬のそばまで近づいていって、至近距離から話しかけながら同じようにすると、かなりの確率で成功します。

 

 

この時、犬に覆いかぶさるように立ったり、真正面から立ったりしないように気をつけましょう。犬に威圧感を与え、怖がらせてしまいます。

 

 

焦らずゆっくりかまえていましょう

あまり時間にとらわれすぎると、その焦りが犬に伝わって逆効果なので、「もっと落ち着いたら交渉もうまく行くようになるさ」と楽天的に考えましょう。

 

 

犬が落ち着いてくれば、風がひどい日はすぐに帰るとか、雨の日は行かないなど、自分で調整するようになってきます。そのうちに、騒々しい音が聞こえたら進路を変えるとか、前方に犬が見えたらいなくなるまで待つなど、自分で対処することもできるようになります。

 

 

だんだんそうなってくるので、最初のうちは早めに提案をするよう、心がけてみましょう。

 

 

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