子犬は遊んでいるときに、人の手や足にカプカプと噛みつくことがあります。
「やめさせた方がいいのかな?」「このまま本気噛みになったらどうしよう」などと、不安になる方もいるかもしれません。
ですが、甘噛みの多くは攻撃ではなく、遊びやコミュニケーションの一つです。
まずは犬がどんな気持ちで噛んでいるのかを考えてみましょう。
甘噛みは「遊びたい」という気持ちの表れ
特に子犬は、遊んでいるときに人の手に軽く噛みつくことがあります。
ひらひらと動く手は、犬にとってとても魅力的な遊び道具に見えます。
「遊んで!」「これなに?」という気持ちで、カプカプと噛んでくるのです。
人にとっては少し痛いこともありますが、子犬は遊んでいるつもりであることがほとんどです。
対応を間違うと強い噛みつきに発展する
甘噛みが痛いと、つい手を引っ込めたり「ダメ!」と叱ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、叱ることで犬が興奮してしまい、噛みつきが強くなることもあります。
大きな声や激しい動きは、犬にとって刺激になります。
そのため「遊びが盛り上がった」と感じてしまうこともあるのです。
叱ったり押さえつけたりすると、驚いたり怖くなったりして、別の噛みつきにつながりますので気を付けましょう。
落ち着いて「痛いこと」を伝える
甘噛みをやめてもらうためには、犬にも分かる形で気持ちを伝えることが大切です。
- 体の動きを止めてじっとする
- 顔を背ける
- 横を向く
このような行動は、犬同士でもよく見られる「落ち着こう」というサインです。
また、小さな声で「いたっ」と言ったり、少し驚いた表情を見せたりするだけでも、犬には十分伝わることがあります。
噛めないように手を服の中に隠すのもよい方法です。
足を噛む場合は、立ち止まったりしゃがんだりして、犬が落ち着ける姿勢を試してみましょう。

甘噛みは加減を学んでいる途中
甘噛みをする犬は、単に「噛む強さの加減」が分かっていないことも多いです。
本来、子犬は親犬や兄弟犬と遊びながら噛む強さを学びます。
強く噛みすぎると、相手が「ウッ」と声を出したり、少し距離をとったりします。
そうしたやり取りの中で、「このくらいなら大丈夫」「これは痛いんだね」という力加減を覚えていくのです。
ですが、早い時期に親兄弟から離れてしまった犬は、その経験が少ないです。
犬が学習能力が高いので、人が落ち着いて伝えることで、少しずつ学んでいくことができますよ。
刺激不足やストレスが関係することも
甘噛みは、単なる遊びだけでなく、刺激不足やストレスが関係していることもあります。
もし、ケージやサークルに閉じ込めている場合は、それがストレスの大きな原因になるため、開放して自由に過ごせるようにしましょう。
また、人や犬の少ない自然のある場所でのんびり散歩することも、よい刺激になります。
においを嗅いだり、ゆっくり歩いたりする時間は、犬にとって大切なリフレッシュになります。

甘噛みにはやさしいコミュニケーションを
甘噛みは、多くの場合「遊びたい」「気になる」という気持ちの表れです。
叱ってやめさせるのではなく、
- 犬に気持ちをやさしく伝えること
- 落ち着いて過ごせる環境を整えること
こうした関わり方を続けることで、甘噛みは少しずつ落ち着いていくことが多いです。
犬同士のやり取りを見習いながら、ゆっくり伝えていきましょう。

