その遊び、犬は喜んでいる?

その遊び、犬は喜んでいる?

犬と暮らしたら、どんな遊びがしたいですか?

ボール遊びや追いかけっこ・・そんな光景を想像をするかもしれません。

でも、犬が「楽しい」と感じる遊びは、私たちの想像とはちょっと違うかもしれません。

この記事では、犬が本当に喜ぶ遊びについて、犬目線で考えてみます。

目次

犬が喜ぶ遊びとは

子犬と成犬では遊び方が違う

子犬は、兄弟たちとよくじゃれあって遊びます。

プロレスごっこをしたり、軽く噛んだり、追いかけっこしたり。興奮しすぎると自分たちで休憩します。

こういう体を使った遊びは、成犬になるにつれて減っていきます。人間と同じですね。

成犬がよくするのは「一人遊び」

  • 道端でなにか見つけて咥えてみる
  • 虫をじーっと眺める
  • 水の中に入る
  • 草の上を転がる

子犬もしますが、これが成犬の主な遊び方です。

友達犬といても、それぞれが一人遊びを楽しみつつ、ときどきその楽しみを共有する程度なのです。

人間が考える遊びと興奮

ボール投げやディスク、引っ張りっこ。

これら人間が考える遊びは、同じ動作の繰り返しなので、犬にとってはかなり単調です。

そして注意したいのは、犬を激しく動かせることにより、興奮を煽ってしまうこと。

興奮すると、いつまでもその遊びをやり続けます。これは一見喜んでやっているように思えますが、実は興奮によって思考回路が麻痺している状態なのです。

同じことは追いかけっこについても言えます。

犬が口を大きく横に引き、目が鋭く、しわができる表情。

この写真のような表情は、一見笑顔に見えるかもしれませんが、これは強い興奮状態でみられ、「ストレススマイル」と言われています。

ドッグランのような、多くの犬が密集する場所では、適切な距離をとることができず、興奮も連鎖していきます。

激しく追いかけっこをしている犬たちは、楽しんでいるのではなく興奮している状態です。興奮はストレスになり、ストレスからさらに興奮するという悪循環が起こることを知っておきましょう。

興奮させない遊び方

興奮させないようにするというのが、犬との遊びでもっとも気をつけたいことです。

ホールは投げない

ボールを投げるのではなく、犬の前にポトッと落としてあげます。

反応があまりなければ、最初の一回だけ数メートルほど軽く転がしてあげてもいいでしょう。そのあとは犬に任せます。

そうすると犬は少し遊んで、自然にやめます。物足りないのでは?と心配になるかもしれませんが、それで十分です。

室内では基本「落ち着いて」過ごす

こうした遊び方は室内でも外でも同じです。

ですが、室内では基本的に寝て過ごすというのが、安定して落ち着いた犬の姿です。

室内で歩き回る時間が長かったり、遊びをせがんだりする場合は、興奮やストレスの度合いが高いということを意味しています。

まずはストレスの原因をなくすように、生活環境や接し方を見直しましょう。

たくさん遊ばせるのではなく、安心できる環境をつくることが大切です。

経験を共有し一緒に感じるという遊び

長いリードで静かな場所を一緒にゆっくり歩いたり、犬がニオイを嗅ぐ場所をしゃがんで一緒に見てみたり、そんな風に犬の世界を体験すると、犬の興味関心が分かります。

いっしょに遊んでいるという感じはあまりしないかもしれません。

ですが犬は、人間が経験を共有しようとしていることをちゃんと理理解しますし、中にはうれしそうな様子を見せる犬もいます。

このような経験を共有することこそが、犬といっしょに遊ぶということなのです。

まとめ:犬の目線で、犬風に

犬は、口と鼻で探索します。

少ししゃがんで、犬と同じ高さから眺めると、違ったものが見えてきます。犬が遊びに誘うプレイバウをしてきたら、四つんばいになってみるのもいいでしょう。

このようにして犬の世界に入っていくと、例えうまくできなくても犬は喜んでくれます。

犬のように遊ぶ場合も、犬を興奮させないように、数分ごとにクールダウンする時間をとりながら、短時間で終わるように気をつけましょう。

犬から誘ってきた遊びには乗らないとか、遊ぶ前にオスワリなどの命令に従わせるなどと言われることがあります。

しかし、遊びはコミュニケーションであり、コミュニケーションは双方向的なものです。コミュニケーションは、お互いのことを理解して仲間になるために行うもので、命令は必要ありません。

ここでご紹介した内容は、一般的に捉えられている犬との遊びのイメージとは違うかもしれませんが、犬の側から見た遊びはこのようなものだと思います。

人間の流儀を押し付けるのではなく、犬の流儀を理解すること、そして犬の流儀に合わせることを意識してみましょう。それは人間にとっても新鮮な楽しい時間になるはずです。

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