犬は自分で考えて行動できる?

考える犬

犬って自分で考えられるの?

そんなまさか・・・!そんな風に思う方もいるのではないでしょうか。

 

 

だから色々教えてあげないといけない。

行動を管理しないといけない。

オスワリやマテを教えて、危険から犬を守ったり、人間との生活を教えたりしないといけない。

 

 

 

犬のために!

 

 

でも、犬と暮らし、よく観察していると、決してそうではないことが分かってくるのではないでしょうか。

 

 

ここでは犬が自分でちゃんと考えて行動してるなぁ!!と思うエピソードをいくつかご紹介します。

 

 

天気によって散歩に行くか行かないかを決めている

寒すぎる日

暑すぎる日

雨が降っている日

 

 

そんな日は、散歩に行こうとしない犬が多いのではないでしょうか?

 

 

あんなに散歩が好きなはずなのに、朝ごはんを食べたらまた眠りについてしまう・・・どうして?

 

 

犬は人間と同じように、快適な環境で過ごしたいと思っているようです。だから、雨の日や適温ではない日は、おうちにいることを選ぶようです。

 

 

これから雨が降る!ということを感じる犬もいるようです。今はなんでもない天気なのに、どうして散歩に行こうとしないのかな?と思ったら、大雨が降りだした!そんな経験をした方もいるのではないでしょうか。

 

 

でも、雨が降っていてもどんな天気でも散歩にでかけたい犬もいます。雨に濡れてもへっちゃらな犬や、家でのお留守番が長い犬など。

 

 

雨に濡れるのが平気な犬でも、いざ外に出てみて大雨だった場合など、「やっぱりいかない」とすごすご戻る犬もいます。

 

 

お留守番が長いと、淋しさや不安に加え、退屈な時間が続きますから、リフレッシュするためにお散歩に行くことを優先するのかもしれませんね。

 

 

お散歩場所は快適なところを選ぶ

犬のお散歩場所、お散歩コース、誰が決めていますか?

 

 

犬が地面のにおいを嗅いでいたり、別の方向に行こうとしていたりするところを、同居人がリードをグイッと引っ張って、連れて行こうとするのを目撃することがありますが、安全な散歩場所を確保したら、あとは犬に任せましょう。

 

 

落ち着いた犬は、快適な散歩場所を自ら選んで歩きます。

 

 

例えば、途中で工事をしていて大きな音を立てていて、不快だなと思ったら、行き先を変更したり、苦手な犬を見かけたりにおいを感じたりしたら、立ち止まって考えたり引き返したりします。

 

 

しかも、犬の様子を見ていると、その時だけにとどまらず、しっかりと記憶し、その記憶に従って行動しているように感じるのです。

 

 

美味しいものを拾い食いした場所には度々足を運ぶのは、まさにそれを示しているようです。

 

 

齧っていいものと齧ってはいけないものを判断している

犬は、コレ何かな?ちょっと気になるなーというものを、齧って探ってみたり遊んでみたりする習性があります。私たちが手を使って行うことと一緒です。

 

 

でも、何でもかんでも噛むわけではないのです。

 

 

同居人が大切にしている物や家具などは、本来犬は噛みません。例え噛んだとしても、「ごめんね。それ、噛まないでもらいたいな」ということを、そっと伝えると、「噛んだらまずかったな」と理解して、次から噛まないようになります。

 

 

代わりに、噛んでもいいように置いてある犬のオモチャや拾ってきた枝などを噛んで楽しんでいます。

 

 

落ち着いて行動できる環境づくりを

このように、犬はよく考えて行動をすることができますが、そのようにできなくなってしまっている犬もいます。

 

 

興奮度が高かったり、ストレスが強くかかっていたりする場合です。

 

 

そのような場合は、冷静に考えて行動できないことで、犬が更に興奮したり困ったりする状態に陥ることがあります。そんな時は、「こうしたらどうかな?」と相談したり提案したりしてみるといいでしょう。

 

 

また、犬を興奮させてしまうと、更に興奮を求めるようになり、ますます思考力を奪うことになりますので、興奮を煽るような行動を避けることが必要です。

 

 

日々のストレスを減らせるよう配慮した生活をしつつ、上記のように窮地に陥らないよう時にはサポートもしていくことで、だんだんと落ち着きを取り戻し、自ら考えて行動できるようになっていきます。

 

 

犬には何事も手取り足取り教えたり、指示したりしなければいけないと思いがちですが、犬が本来もっている能力を信じ、そっと見守ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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