ブログ

  • 犬の不妊去勢手術に迷ってる?メリットの方が断然大きいです!

    犬の不妊去勢手術に迷ってる?メリットの方が断然大きいです!

    犬の不妊去勢手術について、ネット上には様々な情報があふれていますし、すべきかどうか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

     

     

    私たちは、不妊去勢手術をすることを強くおすすめしていますが、ここでは、不妊去勢手術に関するメリットデメリットを踏まえてその理由をお伝えしたいと思います。

     

     

    不妊去勢手術のメリット

    1.生殖器系の疾患を予防できる

    一つ目は、犬の生殖器系の疾患を予防できるという点です。

     

     

    多くの犬が、高齢になって肛門周囲腺腫や子宮蓄膿症、乳腺腫瘍などで手術を受けているのが現状です。これらは、若いうちに不妊去勢手術をしていれば予防することができるのです。

     

     

    また、高齢での手術はリスクがあるだけでなく、すでにガン化しており手遅れだった・・ということもあります。

     

     

     

    ◆不妊去勢手術をしないことで起こりうる疾患
    オス メス
    睾丸腫瘍
    セルトリ細胞種
    肛門周囲腺腫
    前立腺肥大
    精巣上体腫瘍
    伝染性生殖器腫瘍
    子宮蓄膿症
    肉芽種性子宮内膜疾患
    子宮癌
    卵巣癌
    乳腺腫瘍
    膣脱症
    伝染性生殖器腫瘍

     

     

    これらの病気は不妊去勢手術を行っていれば防げるものです。病気になってから後悔したり、病気にかかることをずっと心配して暮らしたりするよりも、事前に防ぐほうが犬も同居人も心身ともに安心して暮らしていけるのではないでしょうか。

     

     

    2.性ホルモンによるストレスを防げる

    メス犬は、個体差がありますが、年に1,2回、発情期(ヒート)が起こります。最初の発情は生後6か月~12ヶ月頃です。オス犬には、特定の発情期があるわけではなく、発情期中のメス犬に反応して発情してしまいます。なんと2キロ先まで発情期のメス犬のにおいを感じとれるんだそうです。

     

     

    未去勢のオス犬は、そのたびに交尾ができないストレスを抱えることになりますし、メス犬や去勢オスのお尻のにおいをしつこく嗅いで嫌がられたり、未不妊メスをめぐって喧嘩をしたりします。また、中には未去勢オスに対して攻撃的になるオス犬もいます。

     

     

    他犬と喧嘩する機会が多くなれば、それ自体がストレスになりますし、よくない関連付けをして、他犬に過剰反応するようになるのです。

     

     

    メス犬は、こうして発情期のたびにストレスがかかってしまいますし、発情期後に妊娠をしていなければ偽妊娠を起こしてしまうケースもあり、これがまたストレスとなります。

     

    偽妊娠とは?妊娠していないにも関わらず、乳腺がはれたり母乳がでたりします。また、食欲不振におちいったり、ぬいぐるみなどを子どもを守るようにしてはなさなくなったり、イライラしやすくなったりします。これらは、排卵後の黄体ホルモンの影響といわれています。

     

    このように、オス・メスともにストレスがかかり、ストレスが蓄積されれば、他の問題を引き起こしてしまうことにつながってしまう可能性も大きいのです。これらは、しつけで解決させる問題ではありません。

     

     

    性成熟を迎える前に、不妊去勢手術を行うことによって、これらのストレスを防ぐことができるのです。

     

     

    3.不妊去勢手術をしていないと投薬できない薬がある

    これは日本ではあまり広く知られていないようですが、不妊去勢手術をしていないと、治療に使用できない薬があるそうです。

     

     

    抗がん剤、インシュリン、ステロイド、抗アレルギー薬などで、治療効果が低い病気もあるのだそうです。

     

    ※2016年10月6日 神奈川県動物保護センター 研修会「これからの動物愛護ボランティア活動について」講師 西山ゆう子 獣医師より

     

     

    4.殺処分数や不幸な犬を減らせる

    不妊去勢手術に否定的な人の意見には、「自然に反する」というものがあります。でも、そもそも犬は、人間が手を加えて作り出した動物で、野生動物とは異なります。

     

     

    犬を自然に任せていたら、その数はどんどん増えてしまうでしょう。実際そうなっていて、不幸な運命をたどる犬が後を絶ちません。「殺処分ゼロ」などと掲げる自治体もでてきたため、殺処分数は徐々に減っていってはいます。しかし、譲渡先が見つからず、保護団体の施設などでQOLを保たれず、ただ生きているだけの犬が多くいるのが現状です。

     

     

    犬の繁殖には、最初から人間がかかわっているのですから、責任を持って繁殖制限して個体数を管理すべきだと思います。

     

     

    発情期中は散歩をさせないから関係ないなどという意見もあるかもしれませんが、それによってまたストレスを抱えますし、発情期中のメス犬に反応して脱走するオス犬もいます。

     

     

    発情以外でも、雷など他の要因によって家から飛び出してしまうケースもありますし、災害などがあると、同居人と離れ離れになって繁殖してしまう可能性もあります。

     

     

    相当数の犬が商品として生産されて廃棄され、あるいは捨てられて繁殖して殺されているという現状を考えると、性成熟前の不妊去勢手術は非常に重要ではないでしょうか。

     

     

    不妊去勢手術のデメリット

    不妊去勢手術をすることによるデメリットとしてあげられるのは、次の2点です。

     

     

    1.全身麻酔のリスク

    健康的な犬であっても、3,000匹~5,000匹に1匹の割合で、全身麻酔による事故は起こっています。

     

     

    しかし、通常、事前の血液検査や心電図検査、麻酔の種類の選択をしっかりと行います。また、手術中は、犬の状態を常にモニタリングをして、異常がないかどうか、細心の注意をはらいます。そうすることで、麻酔によるリスクを下げることができるのです。

     

     

    2.外科手術によるリスク

    手術をすることによって、副作用や合併症を引き起こす可能性があります。

     

     

    ◆肥満

    手術により基礎代謝率が下がることによって、必要なカロリーが低下します。それによって太りやすくなる犬もいますが、食事の量を調整することで、十分に肥満を防ぐことが可能です。

     

     

    ◆縫合糸肉芽腫

    手術に使用される絹糸を、体が異物と認識しアレルギー反応が起こり、肉芽腫となってしまう合併症です。特にミニチュアダックスフントに多いといわれています。

    最近では、縫合糸反応性肉芽腫の発生を抑える無結紮手術を行っている病院が増えていますので、事前に確認をしましょう。

     

     

    他に、尿失禁(特にメス)や骨肉腫(特に大型犬)などの病気や副作用を発症することがあるといわれていますが、因果関係が証明されていないものもあり、確率論で考えても、不妊去勢手術をしないことで起こる病気のリスクの方が圧倒的に高いです。

     

     

    QOL向上のために不妊去勢手術を

    以上、不妊去勢手術におけるメリットデメリットをとりあげました。

     

     

    不妊去勢手術は、麻酔上および外科上のリスクがあるのは事実ですが、全体的な合併症の発生率は非常に低いです。

     

     

    「健康なのにわざわざ手術するなんて」「結果病気になったら可愛そう」などと、同居人が不安な気持ちを抱いてしまうのも分かります。不安点や疑問点は、事前に獣医さんによく相談して納得することや、検査やモニタリングをしっかり行ってくださる信頼のおける方にお願いすることが重要です。

     

     

    病気のリスクはもちろんのこと、不妊去勢手術をしないことで犬が抱えるストレスは見逃せないもので、犬の一生のQOLに大きく関わってきます。不妊去勢手術を行うことが犬自身のためになることだといえるのではないでしょうか。

     

     

  • 実は弊害だらけ!おすわり・ふせ・待て・・コマンドは教えなくていい

    実は弊害だらけ!おすわり・ふせ・待て・・コマンドは教えなくていい

    「おすわり」「ふせ」「待て」「お手」・・これらの行動をさせるための命令を「コマンド」といいます。犬を迎えたら、しつけの第一歩としてまずはコマンドに従えるように教えないと!と思う方が多いかもしれません。

     

     

    でも、実はどれも犬に教える必要はないのです。

     

     

    巷にあふれる情報では、これらはできるようになって当たり前のように書いてありますし、犬のしつけ本では最初の方のページに書かれているので、ちょっと信じられないかもしれません。

     

     

    ここでは、コマンドはいらない理由と、代わりにできることをお伝えしたいと思います。

     

     

    コマンドを教える理由を考えてみる

    まずは、どうして「おすわり」などのコマンドを教えないといけないと言われているのかをみましょう。

     

     

    他者へ迷惑をかけず、危険から守るため

    • ・散歩中に他の犬や人間に飛びつこうとしたとき
    • ・来客に反応して走っていこうとしたとき
    • ・道路に飛び出ていこうとしたとき

     

     

    このような時に、犬は興奮状態になっています。それを、コマンドを使っておすわりや待てをさせれば、行動を制止できるため、他人や他犬に怪我をさせるのを防いだり、自分の家の犬自身の安全も守ったりすることができるといいます。

     

     

    要求を抑えておとなしくいるため

    • ・ドッグカフェなどでおとなしく待っていてもらうため
    • ・犬がご飯やオヤツを待ちきれず興奮しているとき
    • ・散歩のときにリードをつけたりお手入れをしたりしやすいようにするため
    • ・犬が自分の要求を抑えられるようになるため

     

     

    せっかくドッグカフェや犬連れOKのホテルに泊まりに行ったのに、犬がソワソワと落ち着かず食事どころではなくゆっくりしていられない・・。犬のご飯の時間になると、飛びついてきたり何度も吠えて要求したりしてうるさい・・。シャンプーや爪切りなどのお手入れをしたいのに嫌がって静かにしていられない・・。

     

     

    そんな時にコマンドをつかうことで、静かに待たせることができるといいます。

     

     

    人間の指示に従って行動することを学ばせるため

    • ・人間がリーダーであり従うことを理解させるため
    • ・人間社会のルールに従わせるため

     

     

    犬は人間より上の立場だと思ってしまうと、様々な問題行動を引き起こすため、人間がリーダーであり、人間のルールに従って生活することを学ばせる必要があるといいます。

     

     

    芸として覚えさせる

    単に、犬がコマンドに従って行動するのが可愛い!面白い!という気持ちで、芸として教える人もいるようです。

     

     

    コマンドに従わせる弊害3つ

    コマンドに従う犬

    「芸」はまたちょっと違いますが、それ以外は、犬が人間と暮らす上で必要であり、犬のために教えてあげなければならないと思われているようです。

     

     

    しかし、コマンドを教える必要がないどころか、教えることによる弊害の方がよほど大きいと感じています。その弊害は次の3つです。

     

     

    1.犬が大きなストレスを感じる

    まず一つ目は、犬はコマンドによって大きなストレスを感じることになります。コマンドで指示されている時の犬の動画などを見てみると、舌をペロペロしたり目を細めたり顔を背けたりなど、ストレスシグナルをたくさんだしています。

    参考カーミングシグナルを知ろう

     

     

    犬は人間に行動を管理されたり、指示命令されたりすることで、多くのストレスを感じます。それは、おやつを使ったり体を触られたり力を加えられたりして、コマンドを教えられている時から始まっています。

     

     

    人間と同じように、犬にとってもストレスは大きな問題です。ストレスの蓄積によって、噛みつきや家具の破壊などの問題行動をするようになったり、心や身体をこわしてしまったりします。

     

     

    「芸」として教えている場合でも、犬も面白がって喜んでやっていると思われてしまうことがありますが、犬がおやつ欲しさにやっているだけだったり、やらなければ同居人が怒ったり悲しんだりするので必死にやっていたりします。よく考えてみれば、喜んでやっているのは人間の方だけだと気づくのではないでしょうか。

     

     

    2.おやつ依存になる

    おやつでコマンドを教えたり、その後もコマンドのたびにおやつを出したりしていると、犬はおやつのことで頭がいっぱいになります。どうしたらおやつをもらえるか、いつもらえるか、考えるのはそればかりです。

     

     

    そして、おやつがもらえそうな時や人間の食べ物を出した時などに大興奮するようになります。

     

     

    おやつのことで頭がいっぱいなので、他への注意が散漫になったり、自分で考える力が身につかなくなったりします。

     

     

    コマンドによって犬を賢くさせているかのようですが、逆に犬の成長を大きく阻害していることになるのです。

     

     

    コマンド・おやつで、犬が指示に従い問題行動をやめますが、おやつが終わるとまた興奮対象にガウガウと突進するなどと、問題行動に戻ることがよくあります。そして人間は困ってまたおやつを出す・・これでは犬も人間もおやつ依存症になってしまいます。

     

     

    3.犬が自分自身で適切な判断ができなくなる

    犬は、例え危険なことが迫っていたり不安なことがあったりしても、常に同居人のコマンドでコントロールされているため、自分で考えて行動することができなくなってしまいます。

     

     

    コマンドでおすわりやふせをさせられている時の犬の様子をよく観察してみてください。ソワソワしていて落ち着きのない状態ではありませんか?

     

     

    おすわりやふせなどをさせていることで、犬は気持ちを落ち着かせたり興奮を鎮めたりすることができるといわれていますが、よく観察したらそうではないことが分かりますし、他の犬への苦手意識や過剰反応がなくなったわけでもありません。根本的な解決にはなっていませんし、犬が自分で考えて行動するということもできなくなってしまいます。

     

     

    コマンドを使うのは、ずっと犬のことを管理・コントロールし続けなければならないということです。これでは人間にとっても大変ではないでしょうか。

     

     

    コマンドを教えない代わりに必要な3つのこと

    「コマンドを使うことで犬に与えてしまう影響は理解できたけど、コマンドを使わないなら、犬の問題行動はどうやってやめさせればいいんですか?」という質問を頂くことがあります。

     

     

    コマンドを教えない代わりに、次のようなことを心掛けてみませんか?

     

     

    1.コマンドを出さないといけない状態に陥らせない

    人間がコマンドを使うような状態のときは、たいてい、犬は困っていたり怖がっていたり、ただ単に要求があったりするときです。

     

     

    その犬の気持ちに、目を向けて配慮してみましょう。

     

     

    苦手なことを避けたり、困っていることを手助けしたりすることで、コマンドを使う必要はないのです。

     

     

    例えば、他の犬や人間に過剰に反応してしまうようなら、なるべく興奮対象に合わない時間や場所を選んで散歩をします。万が一、出会ってしまって興奮したら、リードを固定して飛びつくのを防止したり、逆に怖がっていたら犬が自由に逃げられるようにリードを緩めておいてあげたりします。

     

     

    ドッグカフェなどは、犬が人間と行動を共にするのを好み、一緒に座ってのんびり寛いでいられるような状態ならたまにはいいかもしれません。しかし、ソワソワして落ち着いていられないようなら、行くこと自体をやめてみませんか?

     

     

    ご飯を食べる前に、犬を待たせるメリットはありません。自分が同じことをされたらと想像すると分かりやすいですが、犬はイライラしてストレスが溜まるだけなので、準備ができたらすぐにあげましょう。

     

     

    2.ストレスの少ない落ち着いた生活をする

    ストレス行動や過度な興奮は、ストレスになるような原因、興奮させるような原因がなくなれば、やらなくなるのです。

     

     

    人や犬、車までにも突進する、石などの食べ物ではないものを食べる、些細なことで吠えまくる、壁や家具を破壊するなどの行動は、一般的に問題行動と言われていて、矯正すべきことと考えられていますが、ストレス行動なのです。

     

     

    例えコマンドを使って一時的にやめさせることができたとしても、それはその場しのぎに過ぎず、むしろ犬をコントロールするようなことを続けることで、ストレス行動は悪化していくことになります。

     

     

    何が犬にとってストレスになっているかを見極め、それを排除し、犬が落ち着いて過ごせるような環境づくりをすることが大切です。

     

     

    このようにして犬のストレスが減ってくるとストレス行動がなくなっていきます。そして犬が自分で適切な判断をして行動できるようになっていることに気付くでしょう。自ずと人間側も困ることがなくなり、お互い快適に過ごせるようになります。

     

     

    3.犬の習性を勉強してみる

    私たちがコマンドを使う背景には、「何でそんなことするの?」という、犬の行動が理解できないという気持ちがあると思います。

     

     

    犬は吠えるものですし、興奮したら噛みついたり飛びついたりします。散歩中に落ちている美味しそうなものは食べたがります。これは犬にとってはごく普通の行動です。

     

     

    それを無視して、人間の価値観で「やめてほしい」「やるべきではない」と考えてしまうため、コマンドでコントロールしようとするのです。

     

     

    犬と暮らしたくて迎えるのは人間の方なのですから、犬にはどんな習性があるのかを学び、犬に対する見方を変えていく必要もあるのではないかと思います。

     

     

    犬の習性については、犬のことを知ろうのカテゴリーを参考にしてみてください!

     

     

    4.犬と対等なコミュニケーションをする

    犬は、人間が思っているような頭の悪い動物ではありません。管理しなければならない相手ではありません。

     

     

    むしろ、とても賢くて、人間の気持ちや意思を読みとろうとしたり、人間が悲しい想いをしたらそっと寄り添ってくれたり、争いごとを仲裁しようとしたりと、とても優しい心をもっています。

     

     

    そんな犬に対して、一方的に命令したり、人間都合を押しつけたりするのは、アニマルライツに反する行動です。私たちは、つい人間の方が上だと勘違いしてしまいますが、人間と犬は平等な関係です。犬の気持ちや言いたいことに耳を傾けて、行動しましょう。

     

     

    そうやって犬の気持ちを尊重し、対等にコミュニケーションをとることで、犬の気持ちもだんだん安定していきますし、犬との暮らしが幸せで満ちたものになりますよ。

     

     

    まとめ

    コマンドを使うことは、一見「犬のために必要」のように思えるかもしれませんが、このように多くの弊害を抱えています。

     

     

    是非、犬の行動をコントロールするためのコマンドを使うのではなく、犬自身が自分で判断して行動できる環境を整え、互いに快適に過ごせるように努めてみましょう。

     

     

  • 安心できる動物病院の選び方4つのポイント

    安心できる動物病院の選び方4つのポイント

    皆さんは、動物病院をどのように選んでいますか?
    ここでは、私達が考える安心できる良い病院を選ぶためのポイントを4つ、ご紹介いたします。

     

    ①犬への接し方が優しく丁寧

    当たり前ですが、犬は言葉が話せませんので、どうして病院へ連れてこられたのか、何をされるのかが分からず、不安でいっぱいなはずです。

     

    そんな時、急に治療をはじめる、無理におさえる・触る、嫌がっていても治療を続けるなどの対応をされると、恐怖は増すばかりです。

     

    「ちょっと触らせてね?」などと優しく声をかけて犬の様子をうかがいながら、極力ストレスがかからないように、必要な処置を素早く的確にしてくださる獣医さんだと安心です。

     

    ②病気や治療法について詳しく丁寧に説明してくれる

    犬の調子が良くないと、私たち人間側も不安でいっぱいになりますよね。

     

    そんな時に、どんな病気なのか、どんな治療法があるのか、今後どんなことに気をつけたらいいのかなど、丁寧に説明してもらえるかはどうかはとても重要です。

     

    質問することに対して面倒くさがらずに、また、意見を押しつけたりせずに、話をしてくれる獣医さんだと安心です。

     

    ③犬の状態に合わせて治療や投薬の提案をしてくれる

    治療の方法は、いくつか選択肢があることも多いです。

     

    例えば、薬が必要な場合に、塗り薬、飲み薬、注射など、考えられる選択肢を全て出して、その犬にとって負担の少ない方法を一緒に考えてくれる獣医さんはとても親切だと思います。

     

    獣医さんが一方的に判断して決めるのではなく、犬の同居人に提案をして一緒に決めていけることが重要です。

     

    また、老犬や病気を抱えている犬などの場合、狂犬病や混合ワクチンの接種などがリスクになる可能性があれば免除するなど、それぞれの犬の状態に合わせた判断をしてもらえると安心です。

     

    ④犬の同居人の前で治療をしてくれる

    これから処置をするという時に、「では、待合室でお待ちください」と言われたことはありませんか?そんな時、犬をおいて出て行きますか?

     

    もし、そうしている方がいたら、是非そのまま処置室にいさせてもらえないか、聞いてみてください。

     

    犬は、ただでさえ不安でいるのに、同居人がいなくなっては余計に不安になります。

     

    犬に少しでも安心してもらうためということはもちろん、獣医さんの処置内容や処置の仕方を、説明だけではなく自ら確認しておくことも重要です。良かれと思って別の治療や処置などをされてしまい、それが犬の負担につながることも起こり得るからです。

     

    また、同居人なら落ち着いていられる場合は、保体を看護師さんに代わってさせて頂くのもいいでしょう。

     

    ただ、逆に同居人が目の前にいると落ち着かない犬や、処置室は別室になっている病院もありますね。

     

    その場合は、処置の仕方などでお願いしたいことを事前に伝えておいたり、通院の前後に心のケアをしっかり行ったりして、なるべく安心してもらえるよう努めましょう。

     

    まとめ

    以上が、安心できる動物病院の選び方のポイントでした。

     

    これらを踏まえて動物病院を選ぶには、私たち人間側も、病院任せにしないことが大切になってきます。

     

    犬の健康維持と安心のために、獣医さんと一緒に考えていける病院を選びましょう!

     

     

  • 【犬虐待ニュース】動画拡散で保護 一緒に暮らす人間の主張は・・・

    【犬虐待ニュース】動画拡散で保護 一緒に暮らす人間の主張は・・・

    犬への虐待がSNSで明るみに

    京都に住む夫婦の家で暮らすラブラドールレトリーバーが、妻側から虐待をうけ、保護団体によって保護されたという辛いニュースが入ってきました。

     

     

    どうやらこの女性は、近隣の住民に迷惑行為を行うことで前から問題になっており、警察を呼んだことなどもあったそうですがなかなか解決せず、何か証拠映像が撮れればと思って近所の人がカメラをまわしていたそうなんです。女性が散歩中に、犬のお腹のあたりを蹴り飛ばす姿が撮れたのを、SNSにアップしたことで一気に拡散されたそうです。

     

     

    動画をアップした方は、どこに通報すれば良いか分からなかったため、SNSにアップしたそうですが、結果、保護団体と警察が動き、夫の了承を得て犬は保護されることになりました。
    その蹴り方はあまりにひどく、犬は大変怯えた様子でした。保護直後に病院で診てもらった結果、複数の負傷があったそうで、日常的に暴力を振るわれていたことが想像できます。

     

     

    虐待をした理由 その言い分は?

    後日、虐待をしていた女性が、テレビ番組の取材にこたえていました。その主張はとてもひどいものでしたが、大なり小なり、このような考えをもってしまったことがある方もいるのではないだろうか・・と思わされました。私もかつて、巷にあふれる情報に惑わされ、犬にひどいことをしてしまっていたからです。

    女性の主張と、それに対する私たちの意見をまとめてみました。

     

     

    主張1:虐待ではなくしつけだ 道路で子どもを噛むかもしれないから

    子どもの虐待の問題でも同様ですが、「しつけ」であれば暴力が正当化されてしまうような風習が、日本には少しあるかもしれません。

     

     

    道路で子どもを噛むかもしれないという理由で、それをやめさせるために蹴る必要はあるでしょうか。動画をみると、周囲に子どもが歩く姿はありませんでした。そもそも犬を蹴ることで犬は「噛んではいけない」ということは理解できないと思います。

     

     

    また、犬がもし他人を噛むようなことがあるなら、それはしつけがなっていないからではなく、犬が噛まざるを得ない状況を人間がつくってしまっていたり、犬のストレスや興奮度が非常に高い状態であったりするためなので、犬が噛まなくても済むように、私たち人間側が配慮する必要があるはずです。

     

     

    私たちは、犬にしつけはいらないと思っています。これについては、別記事の犬にはしつけも訓練も暴力もいらないをご覧いただければと思います。

     

     

    主張2:自分より立場が上になっていて、しつけがしにくかった

    犬は、人間より上の立場になりたいなんて思っていないのです。胸に手をあて考えてみると、上になりたがっていたり、言うことを聞かせたりしようとしていたのは、自分の方だったと分かるはずです。

     

     

    でも、残念ながら、人間と犬との間でどっちが上とか下とかそういった話はよく聞きますね・・。犬が上になっていると感じる理由は何でしょうか。

     

     

    • ・犬が噛む
    • ・犬が留守中に粗相する
    • ・犬が家具を破壊する

     

     

    恐らくこのような、一般的に犬の「問題行動」といわれるものが、犬が人間より偉いと思っているから起こるという主張を見聞きするからではないでしょうか。

     

     

    しかし、これらも<主張1>で述べたことと同様で犬に問題があるのではありません。犬が「辛い」「怖い」「苦しい」「不安」という感情を、一緒に暮らす人間が理解し、それを改善したり緩和したりしようとせず、蔑ろにしてきたために起こっていることがほとんどなのです。

     

     

    私たちは、犬と上下関係を構築するために犬と暮らそうと思ったわけではないはずです。犬を家族として、一緒に穏やかにニコニコと暮らせるよう愛情をもって接すると、犬との暮らしが益々幸せで心地良いものになります。

     

     

    上下関係は会社だけで十分!家族間で上下を考えるのはやめてみませんか。

     

     

    主張3:ちょっと待ってと言っているのに家の中でオシッコをしたから

    すごく我慢していたのではないでしょうか・・・。
    犬がおしっこをしたがっていたら、すぐに外につれだしてあげましょう。人間の都合で間に合わなかったのですから、犬を怒るのではなく、謝るべきではないでしょうか。

     

     

    それに蹴り飛ばしていたのは散歩中です。いつかの粗相を注意するために散歩中に蹴っただなんて、単なる口実にしただけだろうと思われますが、ただの八つ当たり・暴力行為です。

     

     

    尚、粗相をした犬に暴力はもちろん、注意することもやめましょう。犬は排泄を我慢してしまい、その結果膀胱炎になってしまうなど、悪い影響しかありません。私たちも排泄を我慢するのは地獄ですから、犬が我慢することの辛さも想像がつきやすいと思います。「犬の排泄は待たせない!」これが鉄則ですね。

     

     

    また、今回体罰をされた犬も膀胱炎だったようですが、既に膀胱炎などの病気になっていたり、ストレスがあったりするためや、高齢のために頻尿になっていることもあります。犬の粗相がある場合は、そのようなことも気にしてあげましょう。

     

     

    主張4:過度に怒ってしまうこともあるけどその分、可愛がってきた

    普段可愛がっていれば、何をしてもいいということではないはずです。

     

     

    自分だったらどうでしょうか。普段仲良くしている家族でも、一度でも殴られたり蹴られたりしたら、相手に対して不信感や恐怖心を抱くのではないでしょうか。たった一度でも許されることではありません。

    自分がされて嫌なことは、相手にもしてはいけないですね。

     

     

    虐待を目撃したらどうすればいい?

    今回は、SNSアップがきっかけで保護に至ったということですが、この方は、通報先が分からずSNSにアップしたと言っているようです。もともと迷惑行為をする人ということで問題になり警察も把握していたため、保護団体と一緒に動いてくれたのかもしれません。

     

     

    海外では、動物虐待やネグレクトを通報・同居人への注意・指導、被害にあっている動物を保護などをするアニマルポリスが存在する国もありますが、日本には存在しません。

    唯一、兵庫県が、アニマルポリス・ホットライン(動物虐待事案等専用相談電話)というものを設置しています。

     

     

    では、私たちは虐待を目撃したらどうしたらいいでしょうか。

    下記のいずれかにに連絡をし、どんな対応をとって頂けるのかを確認しましょう。

     

     

    • ・虐待している家の管轄内の保健所(動物愛護センター、保健福祉センターなど地域によって名称は様々です。)
    • ・管轄内の警察署

     

     

    まずは保健所に連絡をし、対応によっては警察署にも連絡してみるとより効果的かもしれません。

     

     

    どんな理由でもどんな強さでも暴力はダメ!

    今回ニュースになった女性は、「蹴ったのはお腹ではなく肩だ」「蹴ったのは今回だけだ」などと発言をしていますが、どこを蹴ろうと殴ろうと、今回だけであろうと、どんな理由があろうとも、暴力は決して行われるべきではありません。

     

     

    映像を観てしまった方は、あまりに強い蹴り方にショックを受けたのではないでしょうか。しかし残念なことに、犬は暴力の対象にされがちです。犬のしつけと称して、リードを強くひいたり、犬を抑えつけたり、頭を叩いたり・・・そのような光景はわりと頻繁にみられます。

     

     

    なぜ、そのような暴力が起こるのか・・・

    「犬は人間の言うことに従って当然」という意識が変わらないと、同じようなことが繰り返されてしまうかもしれません。

     

     

    最後に、虐待されて保護された16歳の犬が、保護先で余生を穏やかに幸せに暮らせることを祈ります。

     

     

  • リードの引っ張りにはどう対処する?

    リードの引っ張りにはどう対処する?

    どうしてリードを引っ張るの?

    愛犬といっしょにゆったりと散歩を楽しみたい。

     

     

    多くの方がそんなふうに思っていることでしょう。でも実際には、突進したり、他の犬にけんかを売ったり、誰かに飛びついたり。ゆったりしている暇などありません。

     

     

    ではどうしてそうなってしまうのでしょう。興奮しすぎていて自分で自分を止められなくなっているというのは、とてもよくあるケースです。興奮状態ではカーッとなってしまって、頭が働きません。これは人間でも同じなので、みなさんにも覚えがあることでしょう。

     

     

    また、散歩のときにはリードをグイグイ引っ張るものだと、犬が学んでしまっているということもあります。人間が犬をコントロールしようとしてリードを引っ張ると、犬は引っ張り返します。

     

     

    それを繰り返しているうちに、引っ張って歩くことが定着していきます。突進やけんかなどにしても、そうするものだと学んでいれば、その行動を繰り返します。人間が犬をコントロールしすぎていると、この傾向は強まります。犬は地面や草むらに鼻をつけて、どんな犬がそこを通ったのかという情報を収集します。

     

     

    ところが、ツケで歩かせてにおい嗅ぎを禁止したりすると、犬にはフラストレーションがたまります。それでイライラしてリードを引っ張ったり突進したりするようになってしまうのです。

     

     

    いい散歩とは

    それでは、散歩はどうあるべきでしょうか。まずはじめに、これは「犬の」散歩であって、「人間の」散歩ではない、ということを確認しておきましょう。散歩は「楽しみ」に他なりません。言い換えれば、犬と一緒に生活することを楽しむということなのです。

     

     

    犬はどんなときに、もっとも快適に感じるでしょうか。怖いものがあったり、危険におびえたりしているときには、快適さを感じられないでしょう。また、人からあれこれ指図されたりするのも不愉快でしょう。安全に、落ち着いて、リラックスした気分で、ゆったり歩けるということが大切な条件となります。

     

    参考動画https://youtu.be/R6rYeT9Dn0I

     

     

    散歩を楽しむための道具

    では、どのようにしたらこのような散歩ができるでしょうか。犬具にも気を配りましょう。ゆったり歩くには、長いリードが必要です。 3メートル以上の長いリードを使いましょう。超小型犬~小型犬は3メートル、中型犬~大型犬は5メートル、超大型犬には8メートルのものがおすすめです。このサイズのリードは、■■犬と地球に優しいコットンのハーネスとリード■■で販売しています。

    自動巻き取り式のリードは、危険なのでやめましょう。

     

     

    それから、快適さのためには、首輪ではなくハーネスを使います。首輪を使っていると、頚椎に断続的に刺激が加わるため、ヘルニアや脊椎・脊髄疾患の原因になります。体にやさしいハーネスを使いましょう。ハーネスは足を通るタイプではなく、装着しやすい頭からかぶるタイプで、脇がすれないものがお勧めです。これも上記で販売しています。

     

     

    リードの持ち方

    次にリードの持ち方です。利き手と反対側の手の4本指をそろえ、リードの輪っか部分をかけます。手首に通したり、親指にかけたりすると、急に引っ張られたときに、怪我をしやすくなりますからやめましょう。このように手にかけておいて、止めるときにはしっかり握ります。

     

     

    つぎにリードをたくして、30センチくらいの輪っかにして同じ手にかけていきます。長い部分を1.5メートルぐらいにして、そのまま軽く握ります。犬が前に出たときには、握った輪っかをするするとほどき、犬が止まったら、利き手でリードを手繰って、反対の手にかけながら近づきます。

     

     

    手繰るさいには、小さな動作ではなく、大きな動作で手繰ってください。小さな動作で手繰ると、バタバタとせわしない動きになり、犬の速い動作についていけなくなります。だいたい30センチほどの輪っかになるような動作を、体で覚えましょう。

     

     

    手繰った利き手は、そのままリードに添えておきます。ロングリードは両手で操作するのが基本なので、両手が使えるように、水や排泄物入れなどはリュックやウエストバッグなどに入れておきます。また、動きやすい服装と、スニーカーのような歩きやすい靴を着用しましょう。

     

     

    リード操作の仕方

    初めてロングリードを使うときは、歩道ではなく原っぱのような広い場所に行ってください。他の犬や人などが少ない時間がいいでしょう。

     

     

    犬が前に出たらリードを伸ばしていきます。リードを全部伸ばしきらないうちに、少しずつ圧をかけながらじんわりと止めます。急にガツンと止めると、犬に衝撃がかかってしまいますから、そうならないように気をつけます。

     

     

    一瞬犬が止まったら、すぐにリードを緩めます。このときも、いきなりパッと離さずに、握っている手をじんわりと緩めていきます。この握って緩めてという動作を、緩やかに行ないながら、止まらずにゆっくりと歩きます。

    参考動画http://youtu.be/ZT4GfXeRg1o

     

     

    犬がなるべく快適に、リラックスして歩けるように、気遣ってあげてください。興奮して駆け回ったり、そわそわしたり、緊張してからだが硬くなったりしているというのは、好ましい状態とはいえません。

     

     

    のんびり歩ける場所に行って、ゆっくり歩きます。早足になりそうなときには、なるべく早い段階で圧をかけてすぐにじんわりとゆるめます。犬の早足についていってしまうと、引っ張り散歩になってしまいます。自分自身が常にゆっくり歩くように意識しましょう。

     

     

    引っ張りが強い犬の場合、強めに圧をかけないと引っ張られてしまいます。大型犬の場合は自分の体重も使いながら、1、2と2歩ぐらい歩きながら止めるようにしてみてくださいその際も、早足にならないように、ゆっくりテンポを崩さないようにします。

     

     

    危険回避の仕方

    散歩中は、犬が好きな場所を、好きなように歩いてもらいます。そのためには、人通りや車通りが多い危険な場所は避けてください。どういう場所を歩くと犬がもっとも快適に感じるかを常に考えましょう。

     

     

    犬は地面や草むらのにおいを嗅ぐことで落ち着きます。なるべくにおい嗅ぎがたくさんできるような場所を歩きましょう。

     

     

    犬の好きなように歩かせていると、危なくないかと心配になる方がいるかもしれません。犬が危険物に近づこうとしたときは、リードをしっかり握って固定します。

     

     

    道路を渡るときや、よその家に敷地に入ろうとしたときも同様です。リードを固定すれば犬はそれ以上前には行けませんから、危険は防止できます。このときに、引っ張り返さないように気をつけましょう。あくまでも固定するだけです。

     

     

    犬が危険なものを食べようとしたときにはどうしたらいいでしょう。そんなときは、リードを手繰って犬に近づいていき、犬の前に体や脚などを入れてさえぎります。これは犬のボディランゲージを使った方法です。

     

     

    ですが、この介入をおこなうのは危険なものについてだけです。動物の糞などは、よほど大量に食べない限りは問題ありません。無理やり口に手を入れて取り上げたりすると、取られまいとして見つけるやいなや飲み込むようになります。そうなると非常に危険です。

     

     

    また、取れまいとして噛み付くようになることもあります。命にかかわるもの以外は、口に手を入れて取り出したりしないようにしましょう。

     

     

    もし、犬が恐怖その他で散歩中に固まって動かなくなったときには、助けを必要としているということです。リードを手繰ってそばに行き、体を使って誘導して、その場から救い出してあげてください。犬に近づくときには、真正面からではなくサイドから、自分の体の正面を見せないように横歩きで近づくと、犬は安心します。

     

     

    散歩では、人と犬が、お互いに気にしながら歩くこと、そこに心の結びつきがあることが大切です。犬が落ち着いて、リラックスした状態でいられるように、常に気を配ってあげましょう。