おうちのワンちゃん、こんな行動をしていませんか??
これらは、不安が強い犬によく見られる行動です。
不安の原因は複合的ですが、実はそのひとつに、同居人のかまいすぎというのがあるのです。
いつも犬に注目したり、声をかけたり、触ったり、先回りして世話を焼いたりしていませんか?
それらによって、「甘やかしてしまうと上下関係が逆転する」「しつけがうまくいかなくなる」などということを問題視しているのではありません。
本人は「かわいがってる」と思っていることが多いのですが、これは、同居人の不安の表れでもあるのです。それが犬にも伝わって、犬のほうも依存的で不安定になってしまいます。
犬との距離をうまく保てないというのは、他の家庭動物との間でも当てはまりますが、猫の場合はあまり問題になりません。猫の場合は、ちょっと撫でたり一緒に寝たりして満足すると、自分から去っていきますし、しつこく触ったりすると怒ることでしょう。もちろん猫も我慢しますが、犬ほどではありません。
犬(とくに単頭飼い)の場合は、相当不快であっても、自分から去っていかずにすごく我慢しがちです。ですので、限りなく密着した関係に陥りやすいのです。
このように言うと、犬という種に問題があるように思うかもしれませんが、そうではなく同居人の行動に、その主要な問題があるといえるでしょう。
自分と犬だけの時間が長いとか、犬にいい子になってほしいと思っていたり、犬に癒しを求めていたりすると、無意識的に犬の関心を自分にひきつけようとし、その結果、犬の依存性を高めることになってしまうのです。
これとは別に、犬との接し方がよくわからずに、常にかまっていなければいけないと思い込んでいるケースもあると思います。
該当するな・・と感じたら、是非、次のようにしてみましょう。
こんな風に、自分は自分、犬は犬というふうに、それぞれが独立して過ごしていると、だんだん付きまといや留守番時の吠えなども改善してきます。
ひとりでいることが苦手な犬には、いきなり何時間も留守番させることはせず、室内に一緒にいるときに、それぞれ別な時間を過ごすことから始めてみてください。
もちろん、犬だけでなく、自分も慣れることが必要です。自分自身のためには、犬以外の趣味、あるいは関心の対象を見つけるというのがいいでしょう。そうやって自分が楽しくすごし、安定していたら、犬も安心し安定してくるものです。
良かれと思ってしている行動が、実は犬に良くない影響を与えていることがあります。この「かまいすぎ」もその一つです。是非、自分自身の行動を振り返ってみましょう。
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