犬が靴下を持っていく。
消しゴムをくわえてかじっている。
スリッパを噛んでボロボロにしてしまった…。
そんなとき、「ダメ!」「いたずらしないで!」と叱りたくなるかもしれません。
ですが、怒る前に少しだけ考えてみてください。
犬がものを噛むのは、実はとても自然な行動であり、口を使って世界を確かめているのです。
犬は口を使って世界を確かめる
人間は、気になるものがあれば手に取って確かめます。
たとえば
- これは何だろう?
- どんな形かな?
- どんな感触かな?
と、手で触れて情報を集めます。
犬も同じです。
ただし犬には、人間のような「手」がないので、その代わりに使うのが 口 です。
犬は、
- くわえる
- 噛む
- 舐める
といった行動を通して、物の感触や匂いを確かめています。
つまり、靴下やスリッパをくわえる行動も、「どんなものかな?」「おもしろそうだな」と感じて確かめているだけで、いたずらをしているわけではありません。
噛んでほしくないものは「しまう」
犬は、興味があるものが目の前にあれば、つい口にくわえてしまいます。
これは、人間が「あれ何だろう?」と気になって手に取るのと同じです。
ですから、もし、 噛んでほしくないものや触られたくないものがあるなら、犬が届かない場所にしまうことが大切です。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、この習慣がつくと「なんで噛むの!」と思うこともなくなり、ずっと楽になります。
犬と暮らすと、自然と片付け上手になるかもしれませんね。
くわえているものを無理に取り上げない
もう一つ気をつけたいことがあります。
犬が口にくわえているものを、無理やり取り上げないことです。
自分が持っているものを、理由もなく急に奪われたら、誰でも嫌な気持ちになりますよね。
犬も同じで、とても大切なことです。
無理に奪うと、
- とられないように隠す
- 逃げる
- 唸る
- 噛む
といった行動につながることがあります。
回収するときは、
- 犬が興味を失ったとき
- 他のことに気が向いたとき
などに、そっと片付けるようにしましょう。
噛むこと自体は犬の自然な行動
犬にとって「噛む」という行動は、とても自然なものです。
- 興味を確かめる
- 感触を楽しむ
- 気持ちを落ち着かせる
など、さまざまな意味があります。
ですから、この「噛む行動」を無理にやめさせる必要はありませんし、そっと見守っておきましょう。
まずは犬がなぜ噛んでいるのかを知ることが大切です。
犬の「噛む」と「噛みつき」は別の行動
犬が物をくわえたり噛んだりする行動は、多くの場合、今回説明したように自然な探索行動です。
一方で、
- 怖くて噛んでしまう
- 興奮して人に噛みつく
- 遊びの延長で強く噛む
といった「噛みつき」の行動に悩む方もいますよね。
こうした行動は、犬の気持ちや状況を理解して関わり方を見直すことで落ち着いていくことが多いです。
噛みつきについては、こちらの記事で詳しく紹介していますのであわせてご覧ください。


