皆さんは犬と一緒に寝ていますか?
犬と一緒に寝ることをとってもお勧めしています。お互いの体温が伝わって安心した気持ちで眠ることができます。
しかし、「犬と一緒に寝ると犬がわがままになる」「一緒に寝ると噛み癖がある犬はひどくなる」「一緒の高さで寝ると上下関係が逆転する」という情報をよく目にするため、犬と暮らしたら一緒に寝ることを楽しみにしていても躊躇したり、犬と一緒に寝てはいけないんだと思ったりする方も多いのではないでしょうか?
ですが、「犬と一緒に寝ると犬がわがままになる」「一緒に寝ると噛み癖がある犬はひどくなる」「一緒の高さで寝ると上下関係が逆転する」というのは完全な誤解です。そもそも犬は人間に対しても同居動物に対しても上下関係をつくることはしません。
また、犬は一緒に寝ると精神的に安定し、とても落ち着きます。自分の好きなところで、自由に寝るというのは、私たちにとってもより良い暮らしをするために大切なことです。犬も同じです。犬と人間は種族が違い、習性が違うことはありますが、基本的に感じることや気持ちは同じです。
そして犬は社会性が高い生き物であるために、離れたところに一人クレートで寝なければいけない状況はとても苦痛を感じたり、一人ぼっちでとても不安に感じたりしてストレスを受け続けながらなかなか眠れなかったり、寂しくて吠えたり、鼻鳴きしたり、眠ることができても浅い眠りであったりしながら心身ともに疲弊していきます。
それは落ち着きがない、よく吠えるなどのいわゆる問題行動として現れたり、体調面の悪化として現れたりします。
猫と暮らしている人は「冬に猫が布団に入ってくるから幸せ!」とよく言っています。犬と猫はちょっと食べ物が違ったり、コミュニケーションが多少違ったりしますが、基本はあまり変わらないように思います。だから猫と一緒に寝ていいように、犬とも一緒に寝て何も問題ありません。
一緒に寝ると犬ととても仲良くなれます。よく知っている犬の泊まりのシッターをしたときも、お布団に一緒に寝たので前よりもずっと仲良くなれたという話をよく聞きます。
ここで誤解してほしくないのは、自分がいっしょに寝たいから寝るのではなく、犬が好きなところで自由に寝られるようにすることが大切だということです。
くっついて寝たい派やベッドの近くで寝たい派、同じベッドでも足元で寝たい派、枕を一緒に使いたい派など、犬それぞれによっても好みがあります。
また、季節によっても寝たい場所が変わります。冬は寒いからくっついて寝たいけど、夏は暑いからひんやりした床で寝たいということもあるでしょう。
また今日はお父さんと寝る、明日はお母さんと寝るなどその日の気分や気候によっても寝る場所を変えて気持ちよく眠ることができると、眠りが深くぐっすり眠ることができます。睡眠の質は犬の生活の質、体調にとても大きな影響があるので大事にしましょう。
犬からお誘いがあったときに、もしいっしょに寝ることをためらっていたら、ぜひ一緒に寝てみてください。お互いに幸せな時間を過ごすことができますよ。
「おやすみ」「おはよう」「今日はちょっと寒いね」と言いながら布団で過ごしたり、起きたらかわいい寝顔がすぐそばにあったりする幸せは格別です。
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