犬が庭に出ているときに、人や犬、車などが通るたびに吠えていませんか?
だからといって、犬を庭に出さないようにしたら、犬にストレスがかかります。さらに吠える原因をつくることにも繋がりかねません。せっかく庭があるのなら、犬が室内と外を自由に行き来できるようにしてあげましょう。
警戒して吠えるのは、犬として普通のことなのです。ですが、外で警戒して吠え続けるのは、当然ながら大きなストレスになりますので、嫌なものが去るまでは家に一時的に避難してもらったほうがいいでしょう。
例えば、近所で工事をしていて、それに反応しているようであれば、工事が終わるまで室内に入ってもらいます。
庭やベランダから通りが丸見えで、犬が吠えて辛そうだったら、外が見えないように塀や囲いを立てましょう。
犬が立ち上がると外が見えてしまう状態では効果がありませんので、しっかり目隠しをするといいです。
もし、庭に他人が入ってこられるようなら、柵をして自由に入れないようにした方がいいです。庭から入ってくる人が決まっているなら、その人に事情を話してお願いしてみるのもひとつです。
こうして対策をとると、犬も安心して過ごせるようになります。
また、庭に犬がいる他の家の前を通るときは、自分の犬が吠えない場合でも、配慮してあげましょう。
なるべくその家から距離をとって、自分が相手の犬と自分の犬の間に入る位置に立って、盾になり、足音を忍ばせて歩きます。すると、相手の犬の反応はやわらぎます。それでも吠えて犬の負担になるような場合は、なるべくそこは通らないようにしましょう。
犬が警戒して激しく吠えるとき、人間は「犬が悪い」とか、「しつけができてない」などと決め付けてしまいがちです。
ですがそれよりも、吠えないための対策を十分にすることが大事です。
吠える=迷惑という発想ではなく、犬が困っていると考えましょう。吠えなくなったら近所迷惑にもならなくなります。
犬が困らないようにするにはどうしたらいいか、どうしたら犬が安心できるかと考えると、怖いものが見えないようにとか、いつでも部屋に逃げ帰れるように、ということが見えてきます。
すると具体的な対策も思い浮かびやすいのではないでしょうか。
常に、犬がどんな気持ちでいるかを想像する習慣をつけましょう。
最新情報やノウハウ等、ブログではお伝えできないお話を毎週お届けしています。
無料ですのでぜひご購読ください。