犬が吠えると、「困った」「近所迷惑になるかも」と感じる人は多いと思います。
そのため「吠えないようにしつけをしないと・・。」と考えることもあるでしょう。
けれど、犬にとって吠えることは特別なことではなく、犬のコミュニケーションの大切なひとつです。
まずは、「犬はなぜ吠えるのか」を知ることから始めてみましょう。吠えの意味が分かるようになると、犬の行動の見え方が少しずつ変わってくるはずです。
犬にとって「吠え」は大切なコミュニケーション
犬が吠えることを、「問題」と考える人は多いですが、本来とても自然な行動です。
犬は人間のような言葉をつかえない代わりに、吠えや体の動きで気持ちを伝えています。
吠えは昔から犬の役割だった
人間と犬が一緒に暮らし始めた遠い昔、犬の吠えはとても重要な役割を持っていました。
テリトリーに知らない人や動物が近づいた時、犬が吠えることで外敵が村に侵入することを防ぐことができたのです。
そのため人間は、
- 見張り
- 家畜の管理
- 狩り
など、さまざまな場面で犬の吠えを利用してきました。
つまり、犬が吠えることは、本来とても役に立つ能力だったのです。
現代では「吠え=困る」と思われがち
ところが現代では、犬の役割が大きく変わりました。
多くの犬が、家族と一緒に暮らすコンパニオンアニマルになっています。
そのため、
- 吠えない犬がいい
- 吠えるのは困る
- 吠えないようにしつけるべき
という考えが広まりました。
しかしこれは、人間の生活に合わせて生まれたここ最近の価値観です。
犬にとって吠えることは、今も昔も自然な行動なのです。
犬はどんな時に吠えるのか
犬はさまざまな理由で吠えます。
状況によって意味が変わるため、吠え方や表情もよく観察してみましょう。
警戒や知らせの吠え
たとえば、
- 玄関に人がきた
- チャイムが鳴った
- 家の前を人が通った
このようなときに、犬はよく吠えます。
犬は、「何かきたよ!」「大丈夫?」「知らない人がいるけど問題ない?」といっているのです。
こうした吠えは、犬にとってはとても自然な反応です。
コミュニケーションとしての吠え
犬の吠えには、さまざまなバリエーションがあります。
- 低く太い声
- 高く響く声
- 短い吠え
- 長く続く吠え
声の高さや強さにくわえ、表情や体の動きを一緒にみることで、犬が何を伝えようとしているのかが少しずつ分かるようになります。
犬は吠えは、いわば犬の言葉なのです。
気をつけたい吠え方もある
犬は吠えて当たり前の生き物ですが、注意して見てあげたい吠え方もあります。
例えば次のようなケースです。
- 長い時間吠え続ける
- 些細な物音にも強く反応する
- 対象がいなくなっても吠え続ける
- 夜中に突然吠え続ける
こうした場合、犬が強い不安やストレスを感じている可能性が高いです。
犬の生活環境が習性に合ってないと、心が落ち着かず、過敏な反応が増えることがあります。
吠えを無理にやめさせようとするのではなく、犬の生活や環境を見直すことが大切です。

犬の吠えについてもっと知りたい方へ
犬の吠えは、ただの「困った行動」ではありません。
犬が周囲に何かを伝えようとしているメッセージでもあります。
吠えを理解することは、犬の気持ちを理解することにもつながります。
また、犬の吠えにはさまざまな理由があります。状況によって意味が異なるため、それぞれのケースを知ることで、犬の気持ちがより理解しやすくなります。
吠えの種類やよくある場面については、以下の記事でも詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

