犬の散歩は運動のためと思っていませんか?
毎日しっかり歩かせないといけない・・たくさん歩いて運動させないとストレスがたまる・・
そう考えている人はとても多いと思います。
ですが、犬にとって散歩の目的は実は運動ではないのです。
ここでは、犬の散歩の本当の目的と、犬を置き去りにしない散歩の方法について考えてみましょう。
犬の散歩の目的は運動ではない
犬の散歩の目的は、主に次のようなものです。
- 五感に刺激を受ける
- リフレッシュする
- リラックスする
- 社会的な欲求を満たす
犬はとても感覚の鋭い動物です。
風を感じたり、猫やネズミ、イタチなどの小動物のにおいを感じたり足跡を追跡したり、サラサラした砂の感触を楽しんだり、柔らかい草の上で寝転がったり。
のんびりゆっくり過ごす、このような時間が犬にとってとても大切です。
人間でいえば、森の中をゆっくり歩く「森林浴」のようなものですね。
たくさん距離を歩くことでも、走らせることでも、疲れさせることでもなく、外の世界感じることこそが散歩の目的なのです。
ニオイを嗅ぐことは犬の大切な交流
犬は社会性の高い動物です。
他の犬や動物と関わることは、社会的な欲求を満たすためにも大切なことです。
しかしそれは、必ずしも直接会って挨拶をさせたり遊ばせたりすることを意味しているわけではありません。
犬は、ニオイによって多くの情報を得ています。
他の犬が残したニオイを嗅ぐことで、
- どんな犬が通ったのか
- いつ通ったのか
- どんな状態だったのか
など、さまざまな情報を読み取っています。
つまり、他の犬が通った後のニオイを嗅ぐだけでも、犬同士の交流は十分に成立しているのです。
犬を置き去りにしない散歩を
散歩の風景を見ていると、少し気になる光景をよく見かけます。
- 犬を早足でどんどん歩かせている人
- スマートフォンを見ながら歩いている人
- 自転車やバイクで犬を走らせている人
それは人間の散歩であって、犬の散歩ではありません。
犬は立ち止まってニオイを嗅ぎたいのに、人間がどんど先に進んでしまうと、犬は十分にリラックスすることができません。
散歩は犬にとって大きな楽しみのひとつです。
せっかく時間をとっているのですから、犬が楽しめる散歩にしてあげたいものです。
犬と一緒に楽しむ散歩
犬がリラックスして散歩を楽しめるようになると、不思議な変化が起こります。
人間側も、散歩を楽しめるようになることです。
- 季節の変化に気づいたり
- 道端の野花を見つけたり
- 風のニオイを感じたり
犬がゆっくり世界を感じていると、人間も同じように自然を感じるようになります。
犬に合わせてゆっくりとした散歩をすると、とても豊かな時間をおすそ分けしてもらえますよ。

