リードの引っ張りにはどう対処する?

リードを引っ張る犬への対応
目次

どうしてリードを引っ張るの?

愛犬といっしょにゆったりと散歩を楽しみたい。

多くの方がそんなふうに思っていることでしょう。でも実際には、突進したり、他の犬にけんかを売ったり、誰かに飛びついたり。ゆったりしている暇などありません。

ではどうしてそうなってしまうのでしょう。

興奮しすぎていて自分で自分を止められなくなっているというのは、とてもよくあるケースです。興奮状態ではカーッとなってしまって、頭が働きません。これは人間でも同じなので、みなさんにも覚えがあることでしょう。

また、散歩のときにはリードをグイグイ引っ張るものだと、犬が学んでしまっているということもあります。人間が犬をコントロールしようとしてリードを引っ張ると、犬は引っ張り返します。

それを繰り返しているうちに、引っ張って歩くことが定着していきます。突進やけんかなどにしても、そうするものだと学んでいれば、その行動を繰り返します。

人間が犬をコントロールしすぎていると、この傾向は強まります。

犬は地面や草むらに鼻をつけて、どんな犬がそこを通ったのかという情報を収集します。

ところが、ツケで歩かせてにおい嗅ぎを禁止したりすると、犬にはフラストレーションがたまります。それでイライラしてリードを引っ張ったり突進したりするようになってしまうのです。

いい散歩とは

それでは、散歩はどうあるべきでしょうか。まずはじめに、これは「犬の」散歩であって、「人間の」散歩ではない、ということを確認しておきましょう。

散歩は「楽しみ」に他なりません。言い換えれば、犬と一緒に生活することを楽しむということなのです。

犬はどんなときに、もっとも快適に感じるでしょうか。

怖いものがあったり、危険におびえたりしているときには、快適さを感じられないでしょう。また、人からあれこれ指図されたりするのも不愉快でしょう。

安全に、落ち着いて、リラックスした気分で、ゆったり歩けるということが大切な条件となります。

以下は大変リラックスして散歩を楽しむ犬の様子ですので、ぜひご覧ください。

散歩を楽しむための道具

では、どのようにしたらこのような散歩ができるでしょうか。

犬具にも気を配りましょう。ゆったり歩くには、長いリードが必要です。

3メートル以上の長いリードを使いましょう。超小型犬~小型犬は3メートル、中型犬~大型犬は5メートル、超大型犬には8メートルのものがおすすめです。

このサイズのリードは、■■犬と地球に優しいコットンのハーネスとリード■■で販売しています。

自動巻き取り式のリードは、危険なのでやめましょう。

それから、快適さのためには、首輪ではなくハーネスを使います。

首輪を使っていると、頚椎に断続的に刺激が加わるため、ヘルニアや脊椎・脊髄疾患の原因になります。

体にやさしいハーネスを使いましょう。ハーネスは足を通るタイプではなく、装着しやすい頭からかぶるタイプで、脇がすれないものがお勧めです。これも上記で販売しています。

リードの持ち方

次にリードの持ち方です。

利き手と反対側の手の4本指をそろえ、リードの輪っか部分をかけます。手首に通したり、親指にかけたりすると、急に引っ張られたときに、怪我をしやすくなりますからやめましょう。

このように手にかけておいて、止めるときにはしっかり握ります。

つぎにリードをたくして、30センチくらいの輪っかにして同じ手にかけていきます。

長い部分を1.5メートルぐらいにして、そのまま軽く握ります。犬が前に出たときには、握った輪っかをするするとほどき、犬が止まったら、利き手でリードを手繰って、反対の手にかけながら近づきます。

手繰るさいには、小さな動作ではなく、大きな動作で手繰ってください。

小さな動作で手繰ると、バタバタとせわしない動きになり、犬の速い動作についていけなくなります。だいたい30センチほどの輪っかになるような動作を、体で覚えましょう。

手繰った利き手は、そのままリードに添えておきます。ロングリードは両手で操作するのが基本なので、両手が使えるように、水や排泄物入れなどはリュックやウエストバッグなどに入れておきます。

また、動きやすい服装と、スニーカーのような歩きやすい靴を着用しましょう。

リード操作の仕方

初めてロングリードを使うときは、歩道ではなく原っぱのような広い場所に行ってください。他の犬や人などが少ない時間がいいでしょう。

犬が前に出たらリードを伸ばしていきます。

リードを全部伸ばしきらないうちに、少しずつ圧をかけながらじんわりと止めます。急にガツンと止めると、犬に衝撃がかかってしまいますから、そうならないように気をつけます。

一瞬犬が止まったら、すぐにリードを緩めます。

このときも、いきなりパッと離さずに、握っている手をじんわりと緩めていきます。

この握って緩めてという動作を、緩やかに行ないながら、止まらずにゆっくりと歩きます。

短いリードから長いリードに変えて、どんな変化があるか、また、リード操作については以下の動画が参考になります。

犬がなるべく快適に、リラックスして歩けるように、気遣ってあげてください。興奮して駆け回ったり、そわそわしたり、緊張してからだが硬くなったりしているというのは、好ましい状態とはいえません。

のんびり歩ける場所に行って、ゆっくり歩きます。

早足になりそうなときには、なるべく早い段階で圧をかけてすぐにじんわりとゆるめます。犬の早足についていってしまうと、引っ張り散歩になってしまいます。自分自身が常にゆっくり歩くように意識しましょう。

引っ張りが強い犬の場合、強めに圧をかけないと引っ張られてしまいます。

大型犬の場合は自分の体重も使いながら、1.2と2歩ぐらい歩きながら止めるようにしてみてください。

その際も、早足にならないように、ゆっくりテンポを崩さないようにします。

危険回避の仕方

散歩中は、犬が好きな場所を、好きなように歩いてもらいます。

そのためには、人通りや車通りが多い危険な場所は避けてください。どういう場所を歩くと犬がもっとも快適に感じるかを常に考えましょう。

犬は地面や草むらのにおいを嗅ぐことで落ち着きます。なるべくにおい嗅ぎがたくさんできるような場所を歩きましょう。

犬の好きなように歩かせていると、危なくないかと心配になる方がいるかもしれません。犬が危険物に近づこうとしたときは、リードをしっかり握って固定します。

道路を渡るときや、よその家に敷地に入ろうとしたときも同様です。リードを固定すれば犬はそれ以上前には行けませんから、危険は防止できます。このときに、引っ張り返さないように気をつけましょう。あくまでも固定するだけです。

犬が危険なものを食べようとしたときにはどうしたらいいでしょう。そんなときは、リードを手繰って犬に近づいていき、犬の前に体や脚などを入れてさえぎります。これは犬のボディランゲージを使った方法です。

ですが、この介入をおこなうのは危険なものについてだけです。動物の糞などは、よほど大量に食べない限りは問題ありません。無理やり口に手を入れて取り上げたりすると、取られまいとして見つけるやいなや飲み込むようになります。そうなると非常に危険です。

また、取れまいとして噛み付くようになることもあります。命にかかわるもの以外は、口に手を入れて取り出したりしないようにしましょう。

もし、犬が恐怖その他で散歩中に固まって動かなくなったときには、助けを必要としているということです。リードを手繰ってそばに行き、体を使って誘導して、その場から救い出してあげてください。犬に近づくときには、真正面からではなくサイドから、自分の体の正面を見せないように横歩きで近づくと、犬は安心します。

散歩では、人と犬が、お互いに気にしながら歩くこと、そこに心の結びつきがあることが大切です。犬が落ち着いて、リラックスした状態でいられるように、常に気を配ってあげましょう。

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